近年よく耳にする教育法の1つにモンテッソーリ教育がありますよね。
この記事ではそのモンテッソーリ教育の概要とその要素を取り入れながら、効果的に幼児英語教育を行う方法について解説しています。
モンテッソーリ教育をとりいれながら、英語教育を行いたい方必読です。
1. モンテッソーリ教育とは
モンテッソーリ教育って何なのか教えてほしいな。
イタリア初の女性医師マリア・モンテッソーリ(1870年~1952年)が考えだした教育思想で、世界7大教育思想の1つなんだよ。
こどもが興味を示した時に、こどもが自ら成長できるように手助けをしてあげる。
2. モンテッソーリ教育の教育方法(おもちゃの与え方)
世界7大教育思想の1つってすごいね。でも、どんな教育方法なのか教えて。
まずはおもちゃの与え方について説明しますね。
モンテッソーリ教育では、こどもが学べる環境を整えることが大事と考えています。
こどもが生活習慣・数・ことばなどを学べるおもちゃを揃えてあげます。
- こどもを観察して、興味を示しているものを与える
- 自ら選べるようにする
- 子どもが見やすいように整理しておくこと
機会があり、10年以上前にカナダのモンテッソーリ教育の幼稚園を訪問したことがありますが、棚には詰め過ぎない感じでおもちゃが整然と並んでいました。
ボタンや紐など生活に必要な技能を取り入れたおもちゃ、数で遊べるおもちゃ、ことばで遊べるおもちゃが並んでいました。
そして、子ども達はそれぞれ好きなものを選んで遊んでいました。
3. モンテッソーリ教育の教育方法(大人の関わり方)
おもちゃを自主的に選ぶんだね。そしたら、大人はどう子どもに関わったらいいのかを教えて。
基本的には困ったときのサポートのみです。
モンテッソーリ教育での大人の子どもへの関わり方は、しっかり子どもの事を観察して、困っていたら助けてあげるです。
- 環境づくりに心配りする
- 初めはおもちゃの使いかたを示してあげる
- 試行錯誤しているときは見守ってあげる
- 呼ばれたら駆け寄ってあげる
- 子どもの間違いは直接的に指摘せず、間接的にして、子ども自身に気が付かせるようにする
- しっかり子どもの観察をして、手助けが必要なときには助けてあげる(過度に助けないように注意)
- 出来上がったら、しっかり褒めてあげる
上記のようなことに注意しながら、子どもと関わっていきます。
4. モンテッソーリ教育を受けた有名人
このモンテッソーリ教育をうけた著名人ってだれがいるのか教えて。
有名な外国企業のCEOなどがたくさんいますよ。
- ビル・ゲイツ(マイクロソフト創始者)
- マーク・ザッカーバーグ(Facebook創始者)
- ラリー・ペイジ( Googleをセルゲイ・ブリンと共同開発した人)
- セルゲイ・ブリン ( Googleをラリー・ペイジ と共同開発した人)
- ジェフ・ベゾス(Amazon創始者)
- バラク・オバマ(前米国大統領)
- 藤井聡太(プロ棋士)
- ジミー・ウェールズ (Wekipedia創始者)
- ショーン・ディディ・コムズ( 歌手・レコードプロデューサー・ 俳優)
誰もが知っているあの大企業のCEOたちの名前がずらりと並んでいるのに驚きですよね。
5.モンテッソーリ教育を幼児英語教育にとりいれる
モンテッソーリ教育を英語教育への取り入れ方を教えてほしいな。
モンテッソーリ教育思想を取り入れながら幼児英語教育もできますよ。
先ほどお話したように、モンテッソーリ教育では子どもが学べる環境を整えてあげることが大事だと考えられています。
なので、おもちゃなどを揃えて英語環境を整えてあげましょう。
モンテッソーリ教育的な英語のおもちゃをあげると下記のようなものがあるかと思います。
- アルファベットのパズル
- アルファベットの絵合わせ
- 100並べセット
- 数字立体パズル
- 絵合わせ
- 100玉そろばん
数字なんかは英語で一緒に言ったりしなら、行ってもいいですし、アルファベットパズルなんかは終わったあとに一緒にアルファベットを言ってみたりと様々な使い方ができそうですね。
また、英語の環境を整えるという意味で、英語の動画等も取り入れるといいかとおもいます。
動画でお勧めなのがこちらの「Alphablocks」という番組です。アルファベットやアルファベットの音であるフォニックスの学習ができます。
また、こちらの「bob the train」という番組も子どもが熱中してみていました。bob the trainでは、アルファベット、数字、動物、色、形などについて学べます。
また、数字を覚えるのにお勧めなのが「number blocks」という番組です。数字も単純なものから、足し算引き算まで幅広く教えてくれます。
これらの動画をみたりしながら、英語の単語数を増やしていき、様々なおもちゃで遊ぶと子ども達の英語への興味も高まると思いますよ。
最後にモンテッソーリ教育を取り入れながら、幼児英語教育をする時に大事な事をお話します。
それは大人の関わり方です。
大人が無理強いするのではなく、子どもの自発性を重んじることが大切です。
興味を示さない子どもに「やってみない?」などとやる気を出させる言葉がけはいいですが、けっして無理強いしてはいけません。
子どもをしっかり観察して、必要な時にサポートしてあげること。
この部分をいつも頭の片隅において、 モンテッソーリ教育的な幼児英語教育を楽しみましょう。