英語の学習方法の１つの英語多読！
でも、実際に英語多読をしようと思うと、どんなレベルの本を選んだらいいの？とかTOEICの点数に準じた本を選んだはずなのに難しすぎる！って感じた人もいるのではないでしょうか。
なぜTOEICの点数をベースにして選ぶと難しいのか、また英語多読の本の選び方と方法について解説します。
1.英語多読の効果とすすめる理由
英語多読って！その名のとおり英語をたくさん読むんだよね・・
そのとおり！英語をたくさん読んで英語力をあげるのよ！
英語多読をすすめる理由は２つ！
- 文法力アップ！
- 語彙力アップ！
日本語でも本を読んでいる人の文章は綺麗だし、語彙力も違うよねって感じたことはありませんか？
もちろん英語でも同じことが言えるのです。
やっぱり読むと語彙力が増えますし、文章もより書けるようになります。
いい文章を書きたいときには、やっぱりいい表現を使いたい！
そんな時に役立つのが、今まで自分が読んできた文章の引き出しです。
その引き出しの数を増やしてくれるのが英語多読ですね。
2. 英語多読を難しいと感じる理由
なかには英語多読してみたけど、すごく難しくて挫折したって人もいるのではないかと思います。
- 自分のレベルにあった本を選んでない。
- 英単語１つ１つを理解しようとしている。
英語多読を難しいと感じる理由２つについて説明しますね。
１つ目の理由は自分のレベルにあった本を選んでいないということです。では、自分のレベルにあった本ってどんなものでしょうか？
よく英検やTOEICの点数が書いてあって、それを目安に選んでいる人もいるかと思います。でも、きっと難しすぎって感じたのではないでしょうか？
自分にあった本というのは辞書がなくても8割前後の語彙が理解できるものです。
それ以上難しい本を選ぶと読み進めるのが困難になってやる気もなくなってしまいます。
わたしもTOEICの点数を基準に選んで、失敗したことが何度もあります。
ここで、なんでTOEICの点数に合わせるとダメなの？って疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
理由は簡単！TOEICはビジネス英語の語彙力だからです。
ビジネス英語の語彙力の中には恋愛やサスペンスの語彙力はないですよね。だから難しく感じるんです。
そっか～！じゃあ、TOEICの点数と多読で選ぶ本はそんなに関連付けない方がいいんだね。
もちろん、少しは参考になるけどね。それだけで選ぶのはやめた方がいいかもね。
２つ目の理由は全部の単語を理解しようとしているという事です。
なんとなく流れで読む練習をしてみましょう。
１つ位単語が分からなくても、調べないで読み進めてみてください。
すると、単語の意味を予測する力もついてきます。
また、同じ単語が３～４回出てきて、意味が分からないようであれば、その時辞書で調べてみるといいんです。
このようにする事で、本を読んでいるはずが辞書ばかり見てるっていう事になることを防げます。
このような読み方に慣れてきたら、少し難しめの本にも挑戦してみましょう。
3. 英語多読する時の本の選び方
なんとなく本を選ぶ基準とか分かってきたけど・・
まだ不安が残るよ～
そうだよね。そこでこちらのツールを紹介します。
多読研究会SSSのサイトを使うと便利です。
このページを下にスクロールしていくと、次のような項目がでてきます。
このISBNというところにそれぞれの本のISBN番号を入れると本のレベルや単語数が出てくるのでそれを基準に選ぶといいですね。
ISBN番号って初めて聞く方もいると思います。これは本にあてられている番号になります。
ISBN番号の検索の際にはアマゾンを使うと便利です。
例えばこの「Nate the Great」という本について調べます。するとこんな感じのページが目に入ってきますよね。
それぞれの本のページを下の方にスクロールしていくと登録情報という欄がでてきてそこにISBN番号が書いてあります。
アマゾンに２つ書いてありますが、ISBN-1３ ISBN-10どちらの番号も使用できます。
調べた時に書いてあるYLっていうのが本のレベルになります。そして、YLのレベルの見方の表を下に表示しています。それらを参考にして、是非自分のレベルにあった本を選んでくださいね。個人的には実際の取得級よりも１つ下のレベルのものを選ぶのをお勧めします。その方が８割位の単語を理解できる事が多いので。
| レベル | YL | 英検 |
| 0 | 0.0-0.9 | 5-準2 |
| 1 | 1.0-1.9 | 準2 |
| 2 | 2.0-2.9 | 2 |
| 3 | 3.0-3.9 | 2-準1 |
| 4 | 4.0-4.9 | 2-準1 |
| 5 | 5.0-5.9 | 準1 |
| 6 | 6.0以上 | 準1-1以上 |
自分のレベルにあった本を選んで、英語多読を楽しんでくださいね！
