この記事では英語教授法の一つカランメソッドを取り入れているネイティブキャンプでカランメソッドコースを受けた感想をまとめています。
ネイティブキャンプのカランメソッドコースの次のようなことについて主に解説しますよ。
- カランメソッドとは
- カランメソッドの授業内容
- カランメソッドのいい点
- カランメソッドに向かない人
- 実際にカランメソッドクラスを受けた感想
気になる方は是非読んでみてくださいね。
1. カランメソッドとは
カランメソッドってどんな英語学習方法なの?
これは英語教授法の中でも直接教授法の1つになるんですよ。
カランメソッドていうのは英語を英語で理解していくっていう感じで、赤ちゃんが言語習得する時と同じような状況で学習する感じだよ。
なので、日本語でのサポートもなく、ひたすら英語を話していくっていう授業になります。
テキストを使うこともないですね。
話せない人もひたすら英語を話すようになります。(間違えてもいいから話さないといけない状況になります!)
そして、ここが大きなポイントになります!
それは、間違えたら先生がすぐに訂正してくれるんです。
なので、自分が話した英語が正しかったかどうかすぐに判断できるところがいいですね。
2. カランメソッドの授業の様子
英語をずっと話す授業ってどんな感じなのか知りたいな。
基本的な流れは先生が言った質問に文章で答えていくって感じだよ。
カランメソッドのルール
カランメソッドは次のようなルールの中で、基本的には先生がする質問にフルセンテンスで答えていく感じですよ。
- カランレッスンではリクエストをしたり質問をすることができない
- 先生が質問(2回)を読み上げた直後に、素早く答える。
- 回答はフルセンテンスで、質問と同じ文法構造で答える。
- 短縮系 (It is ⇒ It’s, The house is ⇒ The house’s) を使用する。
- 先生は回答を補助してくれるけど、それに頼ってはだめ。
- 先生は生徒のレベルに応じて話すスピードを変えず、常にナチュラルスピードで話す。
- 先生が生徒の発音と文法の間違えを即時に正してくれる。たとえば、「not pencir … pencil」、「not dis … this」みたいな感じで
- リーディングの時間を除き、レッスン中に教材を開くことは禁止!!
このルールってかなり大変だね!!
そうなの!!
だから、カランメソッドの授業を受けると本当に疲れる!
フルセンテンスで答えないといけないしね。
教材も開いてはいけないので、全神経をリスニングとスピーキングに集中させて学習する時間になりますよ。
答えるときはフルセンテンスで回答する
フルセンテンスで答えるってどんな感じなのかな?
フルセンテンスで答えるっていうのは次のような感じになります。
例えば、次のような質問をされたとします。
Do you like playing the piano?
カランメソッドではこのようにフルセンテンスで回答していきます。
Yes, I like playing the piano.
カランメソッドではこんな答え方はダメです!
Yes, I do.
Yes.
このような感じでフルセンテンスで全ての質問に答えていくので、本当に疲れるんです。
しかも、先生は普通のナチュラルスピードでどんどん質問してくるので、ノンストップで話しているような状況になります。
野球に例えるなら、ノック練習をずっと続けているような感じになりますよ~
立ち止まる時間をくれないような感じです(笑)
フルセンテンスで回答するメリット
このフルセンテンスで答える練習にはいい事がいっぱいあるんですよ。
ここでフルセンテンスで答えるメリットについて解説しちゃいます。
ただ「Yes, No」で答えようとしている時って、文章の80%位を聞き取れてたら答えれたりするんです。
でも、フルセンテンスで答えるためには、なんとなく質問を聞いているだけだと当然できないんです。
そう!この一言一句同じように答えるためには、細部まできちんと聞き取る必要があるんです。
フルセンテンスで答えるメリットの1つ目は細部まで聞き取るリスニング力の育成ができるということ!
次に言えることは、フルセンテンスで答えるってことは、文章を話す練習にもなるんです。
意外かもしれませんが、私も英語初心者の時にはフレーズを覚えて話していました。言語を習得して話すときってこのフレーズを覚えるってのが結構大事なんです。
似た文型の文章を何度もいう事で、フレーズを覚えることも出来ちゃうんです。
フルセンテンスで答えるメリットの2つ目は、何度も繰り返し似た文型を言うことでフレーズを覚えることが出来ちゃいます。
フルセンテンスで答える3つ目のメリットは、実際の会話の練習になるということです。
実際の会話では「yes、no」だけではなく、文章を言いますよね。
でも、文章を話すのってやっぱり慣れてないとなかなかできないものです。
こうやってフルセンテンスで答える練習をしていると、いざ会話の時にも即座に文章がでてきやすくなりますよ。
フルセンテンスで答えるメリットの3つ目は、実際の会話の時のようにフルセンテンスで話す練習にもなる!
ノンストップの質問されるって大丈夫?
ノンストップで質問されるって、英語初心者でも大丈夫なのかな?
絵を用いたりしながら、進んでいくので視覚的に理解できるようになっているのでその点は大丈夫。
カランメソッドでは英語のシャワーを浴びているような感じになるので、その中で日本語に訳したり文法項目や単語に関して説明をするということはありません。
なので、理解できていない文法事項などは、あとで復習をしっかりするとどんどん英語力が上がってきますよ。
でも、質問された内容や言った内容を覚えておくのは難しいように思うのだけど~
ターゲットになる文法項目は1~2つずつなので、25分同じことやっていたら覚えているので大丈夫ですよ~
授業が終わった後に自分が知らない文法がでてきたら、しっかり復習をしていきましょう。
間違いがあれば先生がすぐに訂正してくれる
自分が言った内容が間違えてたら先生がすぐに訂正してくれるの?
すぐに訂正をしてくれて言い換えるように促してくれるので、自分でも話しながら自分の話した英語に誤りがなかったか意識する練習になりますよ。
このすぐに訂正してくれることで、自分でもしっかり意識しながら話す練習にもなっていくんですよ。
3. カランメソッドのいい点
カランメソッドのいい点ってどんなことがあるのかな。
英語力を上げたい人に必要な学習要素がいろいろありますよ~
まずは、圧倒的にスピーキングというアウトプットの量が多くなります。
フルセンテンスで回答するので疲れちゃうのは確かですが、その分英語の文章を話すという時間は圧倒的に多くなるんですよね。
また、先生が進めていくペースもすごく早いので、すごく密な感じで英語を発話するようにできています。
カランメソッドだと、英語を発話する時間が圧倒的に多くなる!
次にあげるいい点は、きちんとフルセンテンスで回答するためにはしっかり英語を聞きとらないといけなくなるんですよね。
しかも、先生は結構早口で質問をしてきてくれます。
カランメソッドに慣れた後に他の人が普通に話すのを聞くと、こんなにゆっくり話してくれるの!?って感じちゃいますね。
なので、リスニング力もかなり鍛えられちゃうんですよ。
カランメソッドだと、リスニング力も鍛えられちゃう!
何度も何度もフルセンテンスで英語を言うことになるので、英語で話すことにも慣れてくるんですよね。
なかには最初から話すことが得意な方がいますが、そうでない方も多くいます。
話すことが得意ではない方は話す練習を積むことで、話すことが苦手ではなくなることもあります。
なので、このフルセンテンスを言うことを繰り返していくと、実際に英語で会話する時にも言葉がでやすくなってきます。
カランメソッドで練習すると、実際に英語で話す練習にもなる!
4. カランメソッドに向かない人
カランメソッドに向かない人もいると思うのだけど、どんな人が向かないのかな?
学習の仕方ってほんと人それぞれだから、もちろんカランメソッドがあわない人もいるんだよね。
カランメソッドに向かないなって思う人はこんなことを英会話のレッスンに望んでいる人ですよ。
これはそれぞれの好みになるので、こういうのを好んでいるからダメということではないので、当てはまっても他の方法で英語学習すればいいだけなので、英語学習することを諦めないでくださいね。
- 発話する時に先生に手取り足取りサポートしてほしい人
- 間違いを正すときにはきちんと説明が欲しい人
- 分からない事があると、気になって前に進めない人
カランメソッドでは、基本的に先生は発話するときにサポートはしてくれません。
なので、分からない時にサポートが絶対に欲しい人には向いていません。
また、間違いを訂正してくれる時も先生は基本その単語のみを訂正するので、文章全体を丁寧に言ってくれることはありません。
なので、訂正される時に文章全部を先生に言って貰ってリピートする形をとりたい方にはこの学習方法は向いていません。
そして、最後にカランメソッドでは分からない単語や文法項目があったとしても、それを説明してくれることはありません。
そのまま進んでいきます。
なので、その都度分からない単語や文法の説明が欲しい方にはこの学習方法は向いていません。
分からない単語や文法項目に関しては、あとで自分で学習したり、他のクラスで先生に聞いたりする必要がありますよ。
5. 実際にカランメソッドを受けてみての感想
実際にカランメソッドの授業を受けてみた感想を聞きたいな。
正直に一言で言うと、疲れました~
疲れたってどういうこと?
脳みそフル回転で耳も口もフル回転で使った感じです
少し早口で質問してくる先生の言葉を一言一句聞き逃さないようにするってのは、本当に集中力がいります!
それをするけでも疲れるのに、それに加えてそれを覚えて英語で言うのだから、本当に疲れます。
でも、これは慣れてくると結構できるようになるのかなっとも思いました。
最初は簡単なところから段階的に難しくなっていくので、その点はすごくよかったですよ。
慣れてない状況で、いきなり難しいものをするのだったら途中でギブアップしちゃったかも(笑)
でも、カランメソッドのクラスを受講してみて英語力が上がりそうって感じた?
クラスの構造上、最初から受講するシステムだったので、自分のレベルよりも簡単なコースを受講したのだけど、英語力上がるなって感じたよ~
初級者の方だと文法項目とかが主な学習内容になると思うのだけど、中上級者になってくると、これは冠詞とか普段見落としがちな部分を意識することができていいですね。
実際に私も冠詞が抜けていたり、なんなく冠詞を入れてしまったりしていたので、そういう部分を授業の中で再確認しならがら進めていくことができました。
正直全神経集中させてクラスを進めていくので、25分のクラスの後にはちょっと呆然としていましたが、英語を密に学習できた時間になりました。
興味のある方は是非7日間の無料体験を受講してみてくださいね。
こちらの記事にネイティブを無料体験について詳しく解説しているので、気になる方は是非読んでみてくださいね。